今回ご紹介する料理は、フランスの伝統的な家庭料理、“ファルシ”です。いわゆる、“ピーマンの肉詰め”のことですが、日本ではフライパンで焼くのに対し、フランスではオーブンを用いるレシピが一般的です。じっくりと焼き上げることで、野菜の旨味や甘さが引き出されます。
私がリヨンにホームステイしている時に、滞在先のマダムがよく作ってくれた思い出の味でもあります。簡単にできる上、野菜もたっぷり取れるので献立に困ったら是非作ってみてください。
Poivrons farcis à la viande ポワブロン・ファルシ・ア・ラ・ヴィヤーンド
材料
- ピーマン(パプリカ)4つ
- 合い挽き肉 400g
- 玉ねぎ 2つ
- にんにく 1片
- 卵 1つ
- パン粉 大さじ2
- オリーブオイル 大さじ1
- タイム 小さじ2
- バジル 小さじ1
- 塩胡椒
ソースの材料
- トマトピュレ 120ml
- 赤ワイン 40ml
- 水 60ml
- バルサミコ酢 大さじ1/2
- ブイヨン 小さじ1/2
- にんにく(包丁で潰す) 1片
- ローズマリー 小さじ1
- タイム 小さじ1
下準備
オーブンを180度に予熱する
作り方
- ピーマンを洗い、沸騰したお湯で3分茹でる。2等分に切って、種を取り除く。
- 玉ねぎ、にんにくをみじん切りにする。フライパンにオリーブオイルを引き、温まったら、玉ねぎとニンニクを入れて焼き色が付くまで中火で炒める。
- 2に、合い挽き肉、タイム、バジルを加え、肉に火が通るまで炒める。塩と胡椒で味を調える。
- 火を止めて、3を耐熱ボウルに移して冷ます。
- (ソースの作り方)4のフライパンに、全ての材料を入れて中火にかける。とろみがついたら、完成。
- 冷ました具材に、溶き卵とパン粉を加えて混ぜ合わせる。
- 6を1に詰めて、オーブンで20分焼成する。(15分位から焦げがないか、チェックする)
パプリカの甘みが最初に口の中を舞い、次々と他の具材が広がります。
因みに、フランスでは、トマト、なす、ズッキーニ、かぼちゃ、マッシュルーム…等のいろいろな野菜でファルシ料理を作ります。(日本よりも野菜のサイズが大きいので結構作りやすく、見応えがあります!)レシピによっては、魚や米などの穀物を入れるなど中身も様々です。
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