オーガニック店で豪快に商品をカゴに入れる人を見ると単純に感心してしまうkaeluchan(かえるちゃん)です。
最近フランスでは健康をお金で買う人が増えたと言われておりますが、これを実行できるのって価値観を変えるほどの食育が浸透しているという証ですよね。食費は削れる部分と認識している私たちと違うのは、彼らが服を10着しか持たないからなのでしょうか。
さて、今回紹介する商品は『赤レンズ豆を使ったフムス』です。赤レンズ豆?フムス?聞きなれない言葉が多いのですが、要はパンに塗って食べるペーストです。ベジタリアン向けの商品にもなっています。
まず、フムスとは何か?
フムスは、ゆでたひよこ豆に、ニンニク、練り胡麻、オリーブオイル、レモン汁などを加えてすりつぶし、塩で調味したペースト状の料理の事です。中東では定番の料理で、現在はベジタリアン向けメニューとして世界中で食されています。
『Houmous de lentille corail et coriandre』を観察
今回購入したフムスは『Houmous de lentille corail et coriandre』という商品です。
Houmousはフムスで、lentille corailは赤レンズ豆の事で後ほど説明します。coriandreはコリアンダーです。まるでメイトーのかぼちゃプリンのような見た目とサイズ感。内容量は150gでカロリーは335kcalです。そしてNaturaliaで買いました。
原材料
赤レンズ豆(Lentille corail )49%、さつまいも20%、コリアンダー2%、菜種油、レモン汁、練りごま、ココナッツエッセンス、生姜、塩(ゲランド産)、ターメリック、胡椒
全て有機栽培で作られています。
*グルテン、卵、牛乳、大豆、ナッツ類、セロリを使っている場所で製造しています。
赤レンズ豆(Lentille corail)について
→レンズ豆の一種で薄い皮を取り除いたものです。味は緑のレンズ豆とよく似ていますが、もう少し甘みがあり繊細な味をしています。食物繊維とビタミンEが豊富に含まれていて、インドやアフリカでは大きなたんぱく源としても料理によく使います。フランスでは主にトルコで栽培されたものが出回っています。(その他、稀にエジプト産、オーストラリア、中国またはカナダ産もある)
参考URL: slowly veggie!、Tout savoir sur la lentille corail
食べた感想
味は、ひよこ豆のフムスにさつまいもの甘さが加わった感じです。もったりふわっと口の中に広がります。数種の油分(菜種、ごま、ココナッツ)のまろやかさによってコリアンダーの独特な風味が抑えられていて食べやすいです。
トッピングを追加すると…
そして、せっかくなのでトッピングしてみました。(左)エシャロットの辛さをフムスの甘さの中に感じて美味しいです。(上)ベタですが、胡椒のピリッとした辛さが相乗効果をもたらしていて、これまた美味しい!
結果、両方をトッピングした組み合わせが一番美味しく感じました。
また、甘さを生かしてデザート風にしてみよう!という事でシナモンを加えてみました。
う〜ん不思議な印象です。デザートまではいかないけれど、ペーストの甘さに風味が足され曖昧ですが…好きな人は好きな味です。
私は…好きです。
『l’atelierV』について
この商品は、フランス北部ブルターニュ地方の会社『l’atelierV』社が製造しています。2016年に設立され、すべての製品は主に豆、穀物、旬の野菜から作られています。また材料は全て有機栽培で自然に作られた物を使用し遺伝子組み換えやパルムオイルは一切使用していません。地産地消を心がけ、無理な栽培はせずに持続可能な食システムの構築を考えて商品作りをしているそうです。
『l’atelierV』の他の商品を見る
【ひよこ豆、バジル、カシューナッツでできたフムス】
【レッドキドニー (赤インゲン豆)とビーツのフムス】
【えんどう豆、グリンピース、ミントのフムス】
まだ他にもオリジナル商品があるので気になる方は『l’atelierV』社のinstagramをご覧ください。
パステルカラーの優しい料理が沢山載っていて見ていて楽しいですね。
『l’atelierV』社のHPはこちらになります。E-shopでの販売も行っています。
まとめ
今回は、『l’atelierV』社のフムスを紹介しました。ひよこ豆だけでなく様々な豆製品でフムスが作れるという事で面白い発見になりました。いかがだったでしょうか?
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