コロナ渦中の帰国について

フランス留学

 前回記述した通り、2月の末に日本へ帰国しました。そこで今回は、その時の様子や隔離についてをザックリとシェアしていきます。また、ここに書いてある内容が変更になる場合はもちろんあります。それを考慮して経験談としてお読みいただければ幸いです。(3月6日現在)

帰国した理由

 理由はシンプルに、ビザの期限です。3月頭に私のビザが無効になるため、止むを得ず帰国という選択に至りました。

帰国する前の準備

では、帰国を決めてからの流れを記していきます。

飛行機のチケット購入

 第一に、感染と手間を省くために直行便を強くお勧めします。フランスと東京間はANA、JAL、AF(エールフランス)が運行しています。これら3社ともコロナ対策として、現在予約変更を無料で実施しています。また、払い戻しも柔軟に対応しているので安心してチケット購入ができますね。参考までに、予約日変更及び払い戻しについて簡単にまとめましたので以下をご覧ください。(2021年3月6日時点)

私

航空券は、SKYTICKETが値段の比較に便利ですね。

ANA

運航日:水、金、土(4月は、水と土)
発着空港:CDG→羽田
予約日変更:対象航空券のみ可能(無料)
航空券の払い戻し:対象航空券のみ可能(手数料無し)

詳しくは、ANAの公式サイトをチェックして下さい。

JAL

運航日:火、水、金、土、日
発着空港:CDG→羽田
予約日変更:2020年6月11日〜2021年9月30日までに発見された国際線運賃全て(一部例外あり)
航空券の払い戻し:対象航空券のみ可能(手数料無し)

詳しくは、JALの公式サイト上でチェックして下さい。
予約変更について>
払い戻しについて>

AF(エールフランス)

運航日:月、木、土 (成田着)
水、金、日(羽田)
発着空港:CDG→羽田、成田
予約日変更:可能(無料)
航空券の払い戻し:対象航空券のみ旅行バウチャーの発行又は払い戻し手続きが可能

詳しくは、AFの公式サイトをチェックして下さい。

搭乗の何時間前まで変更可能?

ANA:搭乗の24時間前まで、又は、変更先フライトの搭乗6時間前のいずれか早い方をANAウェブサイトで申し込んだ場合のみホームページから変更が可能(一部例外あり)

JAL:(旅行前の変更)搭乗の72時間前まで(旅行中の変更)搭乗の24時間前までホームページで可能

AF:(PCRの検査結果について)搭乗日の2日前までにリクエストをした場合、搭乗日を最大4日間無償で延長可能。こちらもホームページで手続き可能

COVID-19の検査の予約

 現在、フランスからの帰国者は、日本入国時にCOVID-19の検査陰性証明書の提出が義務付けられています。こちらは、出国前72時間以内に実施したテスト結果なのでご注意ください。

陰性結果は、所定のフォーマットに記入

 検査結果証明書は、原則として所定のフォーマット上に記入したものを提示します。こちらは、外務省のホームページに掲載されているのでプリントして各機関に必要事項を記入してもらいましょう。

確実に、検査結果を手にいれるポイント2点

ラボに、何時間後に検査結果を受け取れるのか事前にフォーマットへの記入が可能かを聞くこと

この2つに限ります!因みに私はこの2つのポイントを守らなかったので搭乗直前までバタバタしてしまいました。一応、前もってDoctolib上ではフォーマットをPDFとしてシェアしていたのですが全く見られていない様子でして、受付で一度断られています。ですので、同じことを考えている方はお気をつけ下さいませ。(分かっています、満足してしまった自分の愚かさよ…AAAH!)

私

私の場合
①前日(搭乗の約30時間前)に、ラボで検査を受ける
②10時間後に検査結果をネット上で受け取る
③搭乗日に、再度ラボに検査結果を持ってフォーマット記入をお願いする

Pour mon entrée au Japon, j’ai besoin d’un format spécifique de rapport de résultat.
「日本入国のために、所定フォーマットへの記入が必要です。」

もしも陽性だったら

 ところで、もしも陽性だった時のことを皆さんは考えていますか?例えば、私のようにビザを理由に帰国なさる方々は、出発日までに部屋を引き払ってしまうのではないでしょうか。少しだけ心の準備をしておく必要があります。万が一に備えて、いくつか手段を考えてみました。

(スタジオに入居している方)→ 事前に大家さんに交渉しておく
陽性になった場合に退去日を伸ばせるかを話しておきましょう。そういうことなので、食料品や洗剤、トイレットペーパーなどは陰性がはっきりするまでむやみに捨てないでおきましょう。

(コロカションや同居人と住んでいる方)→安宿を2日分ほど確保しておく
Hotels.comならば、キャンセル無料の施設が多いので陰性証明が出るまで予約しておくのも一つの手です。

空港と機内の様子

 CDG空港で陰性の証明は特に求められませんでした。空港内は、お店も空いているのでお腹が空いたら買えるし買い忘れたOr買えなかったお土産も購入できます。そして、機内はガラガラです。乗務員さん数の方が多いのでは?と思うほど搭乗者はいませんでした。この客数のために飛行機飛ばしたり、消毒作業することを考えると、エコロジスト達が飛行機に反対するのも頷けます。

入国に必要なQRコードを作成しておこう

 飛行機を降りた後、こちらの質問票を提出するように言われます。機内で入力することもできますが搭乗前にダウンロードしないと入力できないので出国前に作成またはダウンロードしておくことをお勧めします。

入国後から空港を出るまで

 飛行機を降りてから、約1時間30分後に空港から出られます。空港内では、陰性証明を見せたり唾液による検査が行われるのですが、とにかく空港内を歩き回るので機内でしっかり睡眠をとることをお勧めします。検査に時間はかかりますが、入国書類の提出やスーツケースを待つ時間はありません。

隔離生活について

 帰国後は、2週間の隔離生活が待っています。うちは、医療に携わる家族がいるので、抗菌グッズはもちろん、実家の一室に隔離部屋が用意されていました。なので、2週間は家の外どころか部屋からもほとんど出ていません。また、家族もなるべく友人に合わないよう気を遣っていました。政府からは、毎日11時にアンケートがLINEによって送られてきます。初日は、時差ボケが抜けず、回答期限内である14時に返信し損なうところでしたが、逆にそのLINE通知には起こされたくないという気持ちが発生し、時差ボケ改善に役立ちました。(通知が嫌なのではなく、14時まで寝ている自分が時間を無駄にしているようで嫌だということです。)

家族が用意してくれた抗菌グッズと注意書き

日本の水際対策と帰国についての個人的な感想

帰国しないに限る。自分が動くことで他人の時間と労力を割くことが苦痛で仕方ないと感じています。

(自分)PCR検査を受ける→医療従事者に所定フォーマット記入に時間を割いてもらう
(自分)空港に着く→空港職員を危険に晒す
(自分)空港から出る→家族をリスクを伴う空港に来させる&長時間運転させる
(自分)家に着く→家族に買い出し&除菌作業させる
(自分)家で暮らす→の居場所を奪う(私が隔離している部屋は実はお昼寝スペースだったのです。)

他人の手を煩わせてまで動く必要があるのか今一度考えて行動するべきです。因みに、帰国者に対する日本の水際対策が緩いと言われていますが、空港内の対策(消毒、距離、検査)は十分だと感じました。他国の空港に入ってないから比較できませんが、職員の対応からは緩さ等みじんも感じませんでした。

まとめ

入国制限や証明書が必要な中での帰国に不安がある方に少しでも情報を共有できればと思い、今回記事にしてみました。自分にも他人にも気をつけながら、皆様が無事に帰国できますことを願っております。

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