海外生活の朝ごはん問題

日常のこと

 私は毎朝、冷蔵庫をのぞいては朝食に食べるものを探している。なければ、戸棚をのぞいてもみるのだけれど、あるわけがない。食材の管理は私がしているのだからそんなことは探さなくても分かっているのに毎日こんな事をしている。一足お先に朝食を片付けた夫はソファーから心配そうにこちらを見ているのが我が家の日課である。

これは余っていたベーコンがあったから、目玉焼きにしてご飯に盛った時の朝飯だ。日本だったら、早くて簡単、朝食にピッタリといった枕詞がつくメニューである。確かに簡単なんだけど、朝、お米を炊くところから始めて、フライパンや炊飯器や食器を片さないといけない事を考えると、とても億劫なのだ。ドライフルーツとビスケットを食べている夫を隣にすると尚更。日本人は、これを簡単でスピーディーなんて言ってのけるのだから、やっぱり感服してしまう。

 道具を使わずとも、日本には納豆やふりかけや鮭フレークなどのおかずがあって、予約モードで炊飯すれば毎朝おいしい朝食が食べられる。一方、こちらは朝からお米や魚を食べる習慣がないし、多分フライパンを振ることも奇妙なことだと思う。パンをトーストしてジャムを塗るとか、忙しければコーヒーだけとか朝食に重きは置かれない。それが私にとっては問題でこの記事の主題なのだ。「海外生活朝ごはん問題」とは、日常的に何を食べたら満足するのかということである。クロワッサンやパンケーキ、シリアルなんかは、どうも甘くて飽きてしまう。やっぱり、ごはんが食べたい。塩気のあるおかずが食べたい。こんな時、みんなはどうしているのだろうか。

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