フランス人夫に弁当を作る。

フランスで弁当

現在、夫が出勤する日だけ(週3回)お弁当を作っています。いつも社員食堂が混んでいてお昼休憩が十分に取れないとのことでお弁当を持参することになりました。

渡仏の際に日本から持ってきたのは、お弁当箱とスープジャー、以下のいくつかの弁当道具です。

日本から持参した物

小分け用のパックは、フランスにもシリコン製の物が売っています。何度も買わなくていいので、紙製の物と並行して利用しています。おかず同士の味を混ぜたくないとのことで、仕切りはできるだけ使います。

ふりかけ

フランス人は三角食べをしないので、できるだけ白米にも味を付けるようにしています。

アジアスーパーで調達する物

左から、ごま油、酒、酢、みりん、醤油。手前は、味噌とパン粉です。全ての調味料が日本製で揃うことは無いので、事前に中国語と韓国語の綴りを調べてからアジアスーパーに行きます。

フランスのスーパーで調達する物

残りのお弁当に必要な物はフランスのスーパーで購入します。以下の写真は、和食によく使う片栗粉(Fécule de pomme de terre)、コーンスターチ(Fleur de maïs)、米とピクルスです。

ピクルスは、お弁当の隙間がある時と脂っこい物が多い時に入れる用です。

片栗粉→Tipiak
コーンスターチ→MAIZENA

レシピ本は「Kindle unlimited」

とにかく、たくさんのレシピを知りたい人におすすめなのが「Kindle unlimited」のサブスクです。現在、200冊以上のお弁当に関するレシピ本が読めます。もちろん、漫画や他のあらゆるジャンルの本も読み放題なので購読して損は無いと言えます。

笠原将弘氏のレシピは、おいしくて本格的なのに簡単に作れるのでいつも使っています。もう一つお気に入りの本に「毎朝父さん弁当」があるのですが、今はKindle unlimitedじゃないようです。

佐藤礼子氏のシチリアのおうちレシピで作る料理は、やっぱりフランス人夫にウケが良いです。そして、レシピの材料もこちらで揃えやすいのでお弁当以外でも使わせてもらっています。

(写真中央)ブロッコリーのポルペッテ、(写真右上)なすのアグロドルチェ 「シチリアのおうちレシピ」を見て作りました。

ほりえさちこ氏のレシピブックは、アイディアの宝庫として活用させていただいてます。

便利な冷凍食品

私、一度フランスで食中毒を経験しています。なので、手作りのおかずは冷凍せずに使う分だけ毎回作っています。

とは言え、
時短しなきゃやっていられないこのご時世…

ということで、素材に冷凍食品を取り入れることにしました。今のところ、野菜(パプリカとほうれん草)と魚介類(鮭、海老、白身魚など)を頻繁に利用していますが超便利です。

(写真右上)パプリカの甘辛煮にて冷凍パプリカを使用

海外でお弁当作りは大変なのか?

フランスでフランス人に作ってみた感想としては、以下のことが大変だと感じました。

大変なこと
  • 市販のおかずがない
  • 環境家に気を遣う
  • 旬の食材に気を遣う
  • 宗教による食の制限

隙間ができた時に、市販のおかずがあると便利だな〜とつくづく思います。

また、ラップなどのプラスチック製品や旬の野菜かどうかに気を遣います。これは、私が過剰な手作り思考とかではなく、フランスの考え方に基づくものです。

そして、宗教でお肉を食べない時期は作るメニューが限られてしまうのでちょっぴり大変に感じます。

大変じゃない部分も

その代わり、弁当の概念が無いので楽です。

おかずの数とか種類とかは拘らないし、同じメニューが続いても何も問題はないと言ってくれるのでプレッシャーを感じずに好き勝手作れます。

こんな感じで、フランスでお弁当作りを楽しんでいます。まだまだ初心者なので、おかずのいいアイディアがあったら教えていただければ嬉しいです。

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